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待ち時間が短くなる?業務連絡からリラックス効果まで 歯科医院のBGMの選び方

医院のBGM、「なんとなく」で選んでいませんか?患者さんにとって、自由の効かない治療中に耳に入ってくる音楽は、「唯一のリラックス提供ツール」です!待ち時間対策から業務連絡まで。BGMの使い方・選び方をご紹介します!

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Written by
鶴岡 克人


 
 

院内で流れるBGM。皆さんはどうやって曲を決めていますか?
 

「自分の趣味で…」
「なんとなく病院っぽいから…」
 

実は世の中で流れているBGMには、意外に深~い意味をもつものも…。
そこで今回はBGMの使われ方と歯科のおすすめBGMをご紹介したいと思います。
 
 
 

こんな使い方も!BGMで業務連絡!

デパートや美容院、企業などいろいろな場所でBGMは使われており、それにはやはりそれぞれきちんと意図をもった使い方がされています。
 

たとえばデパート。落ち着いた高級感ある音楽でイメージ作りがされていますが、さらには、楽をうまく使って色々な業務連絡もしています。

 

買い物をしていると、にわか雨で外の様子がわからないのに、店員がショッピングバッグにビニールの雨除けカバーをかけてくれます。なぜ屋内の店員が外の天気を知っているのか?その答えは「BGM」にあります。
 

雨が降ってきた時は「雨に唄えば」を流す!
 

https://www.youtube.com/watch?v=AwLj9E2CATA

 
 
 

止んだ時は「Over The Rainbow」。
   

https://www.youtube.com/watch?v=X96sdKIxbdc

 
 
こうして、中にいても天気がわかるようになっているのです。
 

また、○時ちょうどになるとかかる曲、本日の売上ノルマ達成を知らせる曲(!)など、お店によっていろいろと決まった曲があるようです。
 

歯科では外が見えることが多いので、あまり天気については役立たないかもしれませんが、たとえば「今日は患者数が○○人超えました!!」といったようなお知らせを、受付が音楽で知らせてくれたらおもしろいですね。また、そんなとき「大入り袋」を出すルールがあればなお盛り上がります!
 
 
 

意外?待ち時間を短く感じさせるBGMとは?

企業では、周囲の会話や雑音で集中力が途切れないようにBGMを流し、作業効率をアップさせたりしているところもあります。また、医療機関では病院の手術室で外科医が集中できるようによく好みの音楽を流していたりもしますね。
 

では、歯科医院ではどんな音楽が効果的なのでしょうか?
 

おそらく、「うちの医院はもうBGMくらい流しているよ」という先生もいらっしゃるかと思いますが、実は多くの医院で使われている、川のせせらぎや小鳥のさえずりのようなゆったりとした環境音は、待ち時間が多い医院には不向き。なぜなら、ゆったりした音楽は体感時間も長く感じるからです。
 

待合室ではこんなテンポがいい曲の方が待ち時間を短く感じます。


 

ジャズ&ボサノバ
   

https://www.youtube.com/watch?v=Z0GIwUFEbt4

 
 
 

ハワイアン
  

https://www.youtube.com/watch?v=AoqaZknyqKw

 
 
また、人の脳は知っている音楽を聴いている時には時間が早く過ぎるように感じます。その意味ではJ-POPがBGM調に編集されたものもオススメです。
 

J-pop ピアノメドレー
 

https://www.youtube.com/watch?v=HsYjsKbce_w

 
  
 
 

診療室には違う音楽を!

待合室に比べ、診察室ではBGMを流していない、あるいは流していてもほとんど聞こえない医院が多いようです。当たり前ですが、患者さんの緊張は診察室にいる時がMAX。実は一番BGMを流すべきなのは診療室です。
 

「待合室を診療室で違う音楽を流すのは設備的にムリ!」と思われるかもしれませんが、もしチェアサイドにパソコンあるなら、今すぐにでもできてしまいます。そうです。パソコンから音を出せばいいのです。スピーカーがなければ購入しましょう!500円から売っています!
 

ちなみに診療室内は待合室とは反対に、リラックス効果の高い音楽もオススメです。ちなみにクラシック、特にモーツァルトの音楽はリラックス効果が大きいと言われます。小川のせせらぎに似た周波数なんだとか。ネットで探してみると、特に一番のオススメと言われているのは『ヴァイオリン協奏曲第4番 K.218 の第3楽章』だそうです。
 

ヴァイオリン協奏曲第4番 K.218 第3楽章
  

https://www.youtube.com/watch?v=mwDTnId_6NM

 
 
 
 

オンデマンドBGM!!!

もちろん、診療室内とういことは、自分にも聞こえますから、自分が好きで、なおかつ患者さんもリラックスできるものが一番ですね。ちなみに、各チェアのパソコンから音楽を流すなら、「患者さん」に応じた音楽も流せますね。若者にはSEKAI NO OWARI、お年寄りには氷川きよし…、もっと突き詰めるなら、問診票で好きな音楽ジャンルを聞いてもいいかも!?
 

いかがでしたか?世間には『癒し』の音がたくさん存在しますが、もう一歩踏み込むとより「ウチの医院に必要な音楽」が見えてくるかもしれません。ぜひスタッフのみなさんと、楽しんで選んでみてください!
 
 
 

 2015年6月10日 16時43分

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