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P処置をはじめたら次回来ない… どうしたらいいですか?

DHのよくある悩み「P処置の初期離脱」。これをたったの1分で劇的に減らす方法とは?

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Written by
鶴岡 克人

 

 

 

キャンセル率の高いものを

処置別に見ていくと、

上位に入るのが

 

根治とP処置です。

 

 

 

特に、P処置は

主訴がカリエスの場合、

圧倒的にキャンセル率が

あがります。

 

 

 

まあ、考えてみれば当然です。

患者さんの目的はあくまでも

 

「むし歯をなんとかしてくれ!」

 

です。

 

 

 

歯周病治療は

そもそも希望していませんし、

ましてや自覚症状がなければ

来なくなるのも仕方ありません。

 

 

 

 

 

では、どうすればいいのか?

 

答えは簡単です。

 

「歯周病を治療して欲しい!」

 

P処置を始める前に

確実に思わせること。

 

 

 

 

よく、歯周病は感染症だとか

進行のメカニズムだとかを

一生懸命に説明しているのを

見かけます。

 

 

しかし、そうした話に興味を持つのは

 

「治して欲しい!」
という気持ちが出てきてから。

 

 

感染症という説明だけを聞いて

 

「すぐに治療しなければ!」

 

と思う患者さんは

まずいません。

 

 

 

 

では、そもそも、

なぜ患者さんは

P処置を希望して

いないのでしょうか?

 

 

その理由は2つ

 

歯周病という病気が自分にとって
どんな影響を及ぼすか分かっていない

 

さらに

 

歯周病という自覚がない

 

 

よって

 

→ 別に自分には関係ない

 

という図式になっています。

 

 

 

逆にいえば、

この2つをくつがえせば

確実にP処置を
して欲しくなります。

 

 

 

 

ではどうすればいいのか?

 

 

結論から言うと、

このツールを患者さん前で

読み上げるだけです。

 

 

 

 

(ダウンロードはコチラから)

 

 

ただし、このツールを使用する上で

非常に重要なことがあります。

 

 

それは

DHではなく、ドクターが説明する!

ということ。

 

 

 

 

もちろん歯周病の一連の説明は

基本的にはDHで構いません。

 

 

ただし!一番最初だけは

ドクターが説明する必要があります。

 

 

 

なぜなら、DHは初期段階では

患者さんの信用を得られておらず

プロとしての「権威」が

圧倒的に足りていないからです。

 

 

少なくとも最初だけは

ドクターの口から

 

「◎◎さんは、歯周病にかかっている可能性が高そうです」

 

とはっきり罹患宣告をすること。

これがとても重要です。

 

 

この一言から始まり、

先程のツールを

読み上げていきます。

 

 

ここには、

 

感染症だとか

メカニズムだとかではなく、

ズバリ、

①自覚症状が少ない
②成人の80%が罹患している
③骨が溶けて歯が抜ける

 

の3つのみが書かれています。

 

 

「80%の人がかかっていて、

いずれ骨が溶けて歯が抜ける。

そして何より、自覚はないかもしれないが、

あなたは歯周病の可能性が高い。

 

 

 

 

これを端的に伝えることで、先ほどの

「P処置を希望しない理由」を

ストレートにくつがえします。

 

 

 

これで、多くの患者さんが

歯周病を「自分のリスク」として

とらえてくれるのです。

 

 

 

 

さらにここから

検査→結果を見てもらい

より自分の問題として認識してもらう。

 

これで治療への動機づけは完璧です

 

 

 

ちなみに、

検査結果の見せ方を工夫して

「動機づけ効果」を
格段にアップさせる方法

があります。

 

 

長くなりましたので、

こちらはまた別の機会に!

 

 

 

では!

 

 2019年5月29日 16時20分

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