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「腫れる」「お掃除」はNG! 軽度P患者を本気にさせる3つの言葉

軽度の歯周病患者さんに言ってはいけない言葉、それは「腫れる」と「掃除」の2つです。

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Written by
鶴岡 克人

 

 

 

「歯ぐきが少し腫れているようなので、お掃除しますね」

 

 

 

 

 

 

歯肉炎や軽度歯周炎の患者さん

会話でありがちな内容ですが、

これでは患者さんが

予防やメンテに

応じてくれる可能性は、

残念ながら限りなく低いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

歯周病予防を成功させる

最も大切なポイントは、

患者さんの中にある

 

 

「歯周病とは?」

 

という

定義を塗り替えることです。

 

 

 

 

 

 

 

自覚がないのに

わざわざ予防やメンテに

やってくるわけですから、

そこには

「相応の理由」が必要です。

 

 

 

 

 

 

では、果たして

 

歯周病が

 

「歯肉が腫れる病気」

 

というだけで

わざわざメンテに

来るでしょうか?

 

 

 

 

 

みなさんとは違い

一般の患者さんにとって

 

 

 

「腫れる」

といって

イメージするもの、

 

 

 

それは

歯肉ではなく

 

 

「打撲」したときの症状です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、重要なのは

打撲のほとんどが

自然に治癒して

何事もなかったのように

回復してしまうということ。

 

 

 

 

 

 

 

つまり、

「腫れた」

 

という症状を

説明するだけでは

 

「放っておけば治る病気」

 

という程度にしか思われず、

わざわざ予防に来るような

病気ではなくなってしまうのです。

 

 

 

 

 

 

そして、

「掃除」という表現もNGです。

 

 

 

 

これは、

ガソリンスタンドにいって

 

「洗車しますか?」

 

と言われているのと一緒。

 

 

 

 

多くの方が

このセールストークに

乗らない理由は簡単です。

 

 

洗車しなくても車が壊れることはないから。

 

 

 

 

 

そう、

「お口の掃除」という表現は

これと同様に

掃除なんかしても健康には影響がない

と思わせてしまうのです。

 

 

 

 

 

 

ではどうすればいいのか?

 

 

 

ポイントは3つあります。

 

 

 

 

まず、

歯肉炎など

どんなに軽度だとしても

 

 

「あなたは歯周病にかかっています」

 

 

としっかり罹患宣告すること。

 

 

 

 

 

 

 

患者さんを怖がらせたくない

という気持ちはわかります。

 

 

 

しかし、

予防の一番の目的は

 

「患者さんが一生美味しく食事をすること」

 

です。

 

 

 

 

 

 

中等度、重度の患者さんは

目の前に喪失のリスクが

迫っています。

 

ですから、

無理に怖がらせる

必要はありません。

 

 

 

しかし反対に、

自覚のない軽度の患者さんには

一本でも多く歯を残して

もらうために、

この段階でしっかり

歯周病のリスクを伝える

必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

罹患宣告をしたら

次に

「歯周病の定義」

を次のように伝えます。

 

 

 

「あなたがかかっている『歯周病』とは【骨が溶けて歯が抜ける病気】です。」

 

 

 

 

そして、さらに余裕があるなら

 

 

 

 

「歯周病になると心臓病や脳卒中のリスクが2倍以上になります」

 

 

と、伝えられれば完璧です。

 

 

 

 

 

ここまで言って、

初めて軽度の患者さんは

 

「え?じゃあどうすればいいんだろう?」

 

という気持ちになってくれます。

 

 

 

 

 

 

そこで、3つ目のポイント。

 

 

 

「原因は歯周病菌なので、その温床となっている歯石を取り除きます」

 

 

 

 

そう、

単なる掃除ではなく

歯周病を治すための

「処置」であると

説明するのです。

 

 

 

 

 

 

さて、ここまでをまとめると…

 

 

「あなたは歯周病にかかっています」
「歯周病は骨が溶けて歯が抜ける病気です」
「原因は歯周病菌なので、その温床となっている歯石を取り除きます」

 

 

 

この3つを語るのに

必要な時間は

ほんの数秒です。

 

 

 

それだけで、

多くの患者さんが

「他人事」だった歯周病を
「自分事」へと意識を変えてくれます。

 

 

 

 

これこそが予防の第一歩。

 

 

「なんとかしなきゃ」

という自発的な気持ちを

患者さんの中に呼び起こすこと!

 

 

どんな良い治療をしていても

この気持ちがなければ

予防には絶対に応じてくれませんよ!

 

 

 

では!

 

 

 

 

 

 

 

 

 2019年10月25日 15時19分

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