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ドクターが目標達成できない単純な理由とは?

皆さん、新年の目標は立てられましたか?では質問!去年の目標は達成できたでしょうか?もし答えが「No」なら、その原因はこれかも…

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Written by
鶴岡 克人

 

 

2020年がスタートしました。

 

新年といえば

 

「目標を立てましょう!」

 

という言葉を

どこかで一度は

耳にするかと思います。

 

 

 

しかし!

 

 

 

ドクターの皆さんが

経営の目標を達成するのは

実は簡単ではありません。

 

 

 

 

 

なぜなら、

「歯科医院経営者」

というのは、

普通の経営者に比べ、そもそも

圧倒的に「重労働」であり

大きなハンデを抱えているからです。

 

 

 

 

皆さんの最大のハンデとは

 

 

「自らが動かないとお金をもらえない」

 

 

こと。

 

 

 

商品を売っている店は、

自分が動かなくても

商品を仕入れて売ればいいだけ。

 

 

売れるものさえあれば、営業マンを雇えば

自分が動かなくても売上は増える。

 

 

 

そして何より、

多くの場合、ものを売ったり、営業をするのに

「資格はいらない」ということです。

 

 

 

 

実は飲食店も「調理師免許」が

なくてもできちゃいます。

「食品衛生責任者」の資格が必要ですが、

こちらもたった1日で取得可能。

 

 

 

 

そう、世の多くのビジネスは

 

 

従業員を訓練してしまえば

経営者自身が手を動かす必要はない

 

 

のです。

 

 

 

 

 

一方の歯科医師は、

言うまでもなく、所定の学位を得て、

国家試験に合格する必要があります。

 

 

だから、

人数も少なくコストもかかる。

簡単には雇えません。

 

 

つまり

 

 

 

「自分で動かないとお金にならない」

 

のです。

 

 

 

 

 

しかも、

歯科医師であり経営者でもある皆さんは、

そうした

「本業」だけをやっていればいい

という訳じゃありません。

 

 

 

医院を運営するためには

「直接お金を生まない仕事」

山のようにこなさなくてはならない。

 

 

 

 

ぱっと思いつくだけでも、

これだけあります。

 

 

その1:お金がらみ

・レセプト(請求すればお金がもらえるが、この作業自体が価値を生み出しているわけではない。)

・銀行振込

・帳簿作成・決算関係

 

その2:人絡み

・求人

・面接

・給与計算

・給与振込

 

その3:その他

・セミナーや学会への参加

・保険や役所関係の処理

・歯科医師会の仕事や行事

・広告宣伝

 

 

 

 

このように、

 

売上を上げるには自分が動くしかない

 

なのに、

 

直接お金を生まない仕事が山ほどある

 

 

 

 

そう、歯科医師 兼 経営者

想像以上にハードな仕事

のです。

 

 

 

 

 

歯科経営者にとって

最も重要なこと。

 

それは「何をやるか」の前に

「それを実行する時間」を確保することです。

 

 

 

「実行」といっても、

実際にはスタッフなどに

やってもらうことが多くなるので、

 

・戦略を練る

・資料を作成する

・スタッフへの指示・指導する

・業者と打ち合わせる

 

 

などの時間が

メインになります。

 

 

そう、

これこそまさに

 

医院を成長させる「経営者としての時間」です。

 

 

 

こうした時間を確保するためには

具体的に次のことをする必要があります。

 

 

・外注できる仕事はコストをかけてでも外注する。(税理士・社労士など)

・スタッフでも教えればできてしまう雑務は、極力自分でやらずに任せる

・スタッフに明かせない内容の業務は家族に協力してもらう

・将来のため、と言いながら実は身になっていない無駄な時間を減らす(具体的内容は想像にお任せします)

 

 

 

 

などなど。

 

 

 

 

外注費用を掛けるのはちょっと…、

 

と考えがちですが、

それで

 

 

経営者としての時間を確保
できるなら、安いものです。

 

 

 

仮に1日15分

「経営者としての時間」を

確保できたとしましょう。

 

 

週休2日として年間だと…

 

 

365日-(52週☓2日)×15分=3915分≒65時間!

 

 

これだけの時間を

医院の将来のために費やせば

税理士や社労士を雇う以上の

リターンがあるはず。

 

 

むろん、

その程度の外注で

医院の経営が傾くとしたら

それはもはや

コストの問題ではなく

医院の成長ための努力を

怠っているだけの話です。

 

 

 

 

何はさておき、まずはなんとかして

「経営者としての時間」を確保しましょう。

 

 

毎日15分。

できれば週に2時間。

 

 

時間が確保できれば、

それがそのまま

医院の伸びしろになります!

 

 

 

 

繰り返しになりますが

ドクターは他の経営者よりも重労働です。

 

 

 

ですから、

これ以上追い込むのではなく

まずは余裕をつくることから。

 

 

 

時間が取れれば

気持ちにも余裕ができます。

 

アグレッシブな経営者は

みんな余裕があって楽しそうですよね。

 

 

 

 

今年こそ、時間に余裕を!

 

そして、

 

今年こそ、目標の達成を!

 

 

 

 

では!

 

 

 2020年1月8日 16時46分

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