※こちらの記事は「動画」の一部を記事化したものです。
よろしければ「熱さ・臨場感」がある鶴岡の動画講義を、
ぜひご覧くださいませ!
動画はコチラから!
TBIのことを多くのDHは
「単なる歯みがき指導」だと考えています。
もちろんそれも正しいのですが、
これはあくまでも『知識』であって、
『目的』ではありません。
これはあくまでも『知識』であって、
『目的』ではありません。
たとえば、
「知識を伝えるだけ」でその患者さんは
正しいセルフケアを続けることができる
でしょうか?
「知識を伝えるだけ」でその患者さんは
正しいセルフケアを続けることができる
でしょうか?
答えはNO
いくら
治療に対する意欲が高まっている患者さんでも、
「正しい知識だけ」教えても身につかないし、
モチベーションも続きません。
治療に対する意欲が高まっている患者さんでも、
「正しい知識だけ」教えても身につかないし、
モチベーションも続きません。

TBIの本当の目的とは、
「これから先ずっと毎日正しく磨く習慣」が、
患者さんに身につくまでサポートすること。
「これから先ずっと毎日正しく磨く習慣」が、
患者さんに身につくまでサポートすること。
そのためにまず必要不可欠なのが
【歯周病の原因は細菌だ】
という事実を
徹底的に叩き込むことです。
なぜなら
『セルフケア』『P処置』『メインテナンス』…
これらをしっかりやらなければ
いけない理由はすべて
いけない理由はすべて
「細菌を減らすため」
だから。
この事実さえ頭に入っていれば
すべての説明がスムーズにいきます。
すべての説明がスムーズにいきます。
そこで、
次のような資料を使って、
この事実をしっかり頭に入れてもらいます。
この事実をしっかり頭に入れてもらいます。

また、細菌が原因であるため、
それを減らす方法として
それを減らす方法として
①患者さん自身が歯みがきで「プラーク」をしっかりと落とす(セルフケア)
②歯科医院で「歯石」を取り除く(プロフェッショナルケア)
②歯科医院で「歯石」を取り除く(プロフェッショナルケア)

この2つを教え込んで、
医院の処置だけでなく
自分自身も頑張っていく必要がある
という意識を持ってもらいます。
医院の処置だけでなく
自分自身も頑張っていく必要がある
という意識を持ってもらいます。
そしていよいよ今回の本題。
先ほど説明した「セルフケア」によって
しっかり細菌を減らしてもらうための
【TBI】です。
しっかり細菌を減らしてもらうための
【TBI】です。
TBIを成功させるには
「2つのポイント」があります
「2つのポイント」があります
まず1つ目のポイントは、
教えたことを
教えたことを
「ちゃんと覚えてもらう」こと。
人は「自分に関係がある」
と思えるものほど、よく覚えているもの。
と思えるものほど、よく覚えているもの。
そこでおすすめなのが
患者さん毎に
オリジナルの資料を作ってあげるという方法。
患者さん毎に
オリジナルの資料を作ってあげるという方法。
これだけで、より深く!
患者さんの記憶に残すことができます。
患者さんの記憶に残すことができます。
しかも!
「自分のためだけに資料を作ってくれた」
「自分のためだけに資料を作ってくれた」
これが
DHの言うことを信じるきっかけになります。
DHの言うことを信じるきっかけになります。
とはいえ、患者さん一人ひとりに
ゼロから資料を作っていては手が回りません。
ゼロから資料を作っていては手が回りません。
そこで今回は次のような資料もご用意しました。

この資料を使って、
- どういった歯ブラシが向いているか
- どのような補助的清掃用具が必要か
- 磨き残しの多い場所
などを書き留めてあげてください。
歯ブラシ等の基本的な使い方も紹介しているので、
自宅でもじっくり確認できる
ようになっています。
自宅でもじっくり確認できる
ようになっています。
そして2つ目のポイントは
【習慣化をサポートすること】です。
【習慣化をサポートすること】です。
患者さんも慣れくるとだんだんと疎かになって、
テキトーに済ませてしまう傾向があります。
テキトーに済ませてしまう傾向があります。
しかし、
DHがそれを正せる
絶好の機会がTBI後のP処置です。
DHがそれを正せる
絶好の機会がTBI後のP処置です。
患者さんがP処で来院するたびに
「正しい方法で続けられているか」チェックし、
「正しい方法で続けられているか」チェックし、
習慣化できるまで
徹底的にサポートします。
徹底的にサポートします。
じっくりと丁寧な指導を
少なくとも3回目までは
繰り返していきましょう。
少なくとも3回目までは
繰り返していきましょう。
その際に忘れてはいけないことがあるのですが、
実はここが、かなり重要です。
実はここが、かなり重要です。
それはずばり、
「褒める」ことです。
「褒める」ことです。

最初に申し上げた通り、
どんなに治療意欲が高い人も
時間と共に熱が冷めやすくなります。
どんなに治療意欲が高い人も
時間と共に熱が冷めやすくなります。
指導通りにできていたときには
「しっかり磨けていて素晴らしいです」
などと褒めてモチベーションを高める
一言ひとことが重要になってきます。
「しっかり磨けていて素晴らしいです」
などと褒めてモチベーションを高める
一言ひとことが重要になってきます。
下の資料では
患者さんのモチベーションを高める方法を
10パターンに分けて紹介しておりますので、
ぜひ活用してみてください。
患者さんのモチベーションを高める方法を
10パターンに分けて紹介しておりますので、
ぜひ活用してみてください。

そして、
こうしたことを繰り返していくことで、
患者さんのなかに生まれるのが
こうしたことを繰り返していくことで、
患者さんのなかに生まれるのが
「あの人が居るから来よう」
「あの人が言うからやってみよう」
「あの人が言うからやってみよう」
という
自発的に継続しようとする気持ち。
自発的に継続しようとする気持ち。
そう『習慣化』につながっていきます。
そしてさらに、
メインテナンスに必要不可欠な
メインテナンスに必要不可欠な
「信頼関係」の構築に
つながっていきます。
つながっていきます。
さて、次はいよいよ「P処置」に移ります
……が、このP処置、
……が、このP処置、
ご存じの通り
非常に中断率が高い!
非常に中断率が高い!
そこで次回は、
ここまでのノウハウで築き上げた
信頼関係を活かし、
ここまでのノウハウで築き上げた
信頼関係を活かし、
いかに「中断を最小限にする」か
その方法についてお伝えしたいと思います。
ではまた!
2025年6月10日 16時05分