
2024年6月の診療報酬改定の目玉のひとつが
医科歯科連携の強化。
加算が強化されたことで、
連携するメリットは十分。
ただし、ここで問題が。
診療報酬制度がわかりにくい!
しかし!
よーく調べてみると、
文章が複雑なだけで、
図にすると簡単に理解できます。
しかもたったの2枚。
これさえあれば、
簡単に診療報酬体系が理解できます!
まずは1枚目をご覧ください。
左が【歯科から医科】へ依頼する場合。
右が【医科から歯科】へ依頼があった場合。
いずれも歯科がもらえる点数です。
まず左の
【歯科から医科】へ依頼する場合。
患者さんが医科の疾患を抱えていて
まだ医科にかかっていない場合
つまり、
【診療情報提供料<診情>1】で250点になります。
このとき、
お互いが所定の電子カルテ共有システムを
使ってやり取りをした場合は
【検査・画像情報提供加算<電情>】でプラス30点もらえます。
次に、
歯科から医科に疾患の情報共有を依頼する場合が(2)。
【診療情報等連携共有料<情共>1】として120点になります。
最初は(1)として紹介した場合でも
その後、医科に情報の提供を依頼すると
(2)を算定できます。
なお、この(2)は
3ヶ月空ければ繰り返し算定ができます。
続いて、
【医科から歯科に】依頼を受けた場合です。
まず、
紹介を受けること自体に加算はありません。
※ただし(1)と同様に<電情>があれば30点取れます。
とはいえ、
初診患者の紹介ですので
これだけでメリットは十分です。
次に、
医科から情報共有依頼を受けて対応した場合は(4)。
【診療情報等連携共有料<情共>2】として120点になります。
これは先の(2)と対になっているもので
同様に3ヶ月に1回、繰り返し算定が可能です。
医科歯科連携の基本はこの4つだけ。
改めて図をみると非常にシンプルなことがわかります。
また、
特定の疾患の場合、
さらに加点があります。
それをまとめたのが
もう1枚のこちら。
上段は先程の(3)・(4)、または(2)の回答として
医科から患者さんの情報提供がある場合。
特に「糖尿病」患者にかかわるものは
以下のような加点があります。
ハイリスク患者加算として80点を加算
・PMTCを毎月算定可
・ペリオクリンなどの薬剤が最初から算定可
など、
医科から情報提供をしてもらえれば
さまざまな加算・算定ができるようになります。
さらに、
糖尿病を含む指定疾患8種に該当すれば、
なお、
図の最下段にある<医管>に至っては
医科からの情報提供がなくてもOK。
施設基準の届出をすれば
治療中にモニタリングすることで
【歯科治療時医療管理料<医管>】45点の加算になります。
このように、医科歯科連携には
メリットがいっぱい!
今回ご紹介した2枚のチャートは、
会員ログイン後、記事最上部または最下部の
【ダウンロード】ボタンからダウンロードいただけます。
しかし!
一番の問題は、
制度うんぬん以前に
まったく見知らぬ医科と
連携を始める方法が
わからないこと。
そこで!
ただいま開催中の
次世代ノウハウ 完全公開セミナー
では、連携に必要な文面テンプレートなどをセットにした
誰でも医科と連携をはじめられる
4ステップノウハウ
を詳しく解説しています。
なお、2025年5月2日時点の
残席状況は以下のとおりです。
5月18日(日)福岡会場:残5席(全80席)
6月1日(日)名古屋会場:満席(全72席)
6月15日(日)大阪会場:満席(全115席)
7月6日(日)東京会場:残席あり(全130席)
席数に限りがありますので、
お早めのお申込をお待ちしております。
セミナーについて詳しくはこちらから。
では!
2025年5月2日 17時00分