
一見、院長の能力だけで繁盛しているように見えても、実は本当に医院を支えているのは優秀なスタッフだった…。そんな医院が決して少なくありません。
「人が人に直接サービスを提供する」医療機関において、採用活動は医院経営のなかでももっとも重要な課題の一つです。
経営に今ひとつ自信がない、あるいは患者さんとのコミュニケーションが苦手だ、という院長でも、「優秀なスタッフ」を集めることができれば、十分、多くの患者さんに支持される医院を作り上げることができます。
しかしながら、現実には多くの医院が採用活動に失敗しています。その理由は簡単です。誰かに教わったり、書籍で学習するといったことをせず、多くが「自分の感覚」だけに頼ってしまっているからです。
医院の将来、ひいては院長の人生をも左右するほど重要な事項にもかかわらず、数少ない自分の経験と感覚だけで決めてしまうのは、冷静に考えればとても恐ろしいことです。
採用活動で大切なことは、まず「何をもって良いスタッフなのか」という明確な基準を持つこと。そして、その人がその基準にどれだけ合致しているかを、しっかり面接で見極めることです。では、その基準と見極め方とは?今回から3回に渡り「歯科医院の採用ノウハウ」をご紹介していきたいと思います。
2015年8月11日 15時48分