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看護師の4割以上が活用!DH採用の最終手段【奨学金制度】4大ポイント

歯科衛生士の採用にお悩みなら、奨学金制度の導入がおすすめです。一定の学費を支援し、数年間の勤務で返済を免除する仕組みは、医科でも広く活用されています。やる気のある人材が集まり、既存スタッフのキャリアアップにもつながります。制度設計の4つのポイントを押さえれば、採用の助けになること間違いなし!

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Written by
中島 貢



 

看護師の4割以上が利用していると言われており、

医科では当たり前の雇用確保手段。





しかし!

なぜか歯科が使っていない制度、それが・・・



奨学金です!


 



ざっくりいうと

奨学金を出し、




合格後に一定期間働いてもらうことで

返済を免除するシステム。






お金はかかりますが



メリットがたくさんあります。



・やる気のある人材が集まる

・くせがついていないので1から教育ができる

・自院のDAに適用してキャリアアップに







しかし!


導入にはいろいろ考えることがあって大変。




そこで今回は



奨学金制度設計の【4大ポイント】をご紹介します!





 

ポイント1:奨学金の対象と金額


まず決めるのは「奨学金をいくら出す」か。




衛生士専門学校の学費は

3年で2~300万円。






奨学金の対象者は下記の4つです。




1:衛生士学校の学生
2:新卒
3:資格を取りたい他医院のスタッフ・一般職の人
4:自院のスタッフ








費用を抑えたいなら




1:衛生士学校の学生に奨学金を出す。




3年生になると実技や試験が多く、

バイトする時間がないので

奨学金を利用する学生がいます。







1年間の学費であれば約60万円、

忙しくなる後期の学費だけとすれば





30万円だけでいい!






ただし!




費用は抑えられるが

対象が限定されるため




応募率はかなり低い!




また、返済額が小さいので




返済免除のための就業期間も短くなる


といったデメリットもあります。






また、

すでに人柄がわかっており

医院のことも理解しているという意味では




4:既存スタッフ向けも良いです。






DAでは給与を上げにくいのですが



DHになればキャリアプランが

大きく変わります!








いずれの対象者でも



コストが厳しい場合は


学費の半額でもよし。







それぞれ一長一短ありますが



どうせやるなら

1~4全てを対象にしましょう!







 

ポイント2:どれだけ働けば返済免除とするか




働いてもらうことで返済を免除としますが


できるだけ長く働いてもらいたい!




しかし、


あまり長くすると
応募者が確実に減る!






つまり、

バランスに配慮が必要です。




そこで、


免除額を月あたり2~4万円前後で計算します。




たとえば、

奨学金が120万円で月3万円ずつ免除とした場合、

120÷3=40か





つまり、3年4か月の勤務で返済免除とします。




これくらいの塩梅がベストです。








 

ポイント3:奨学金は契約上は「貸付」にする




契約は原則として




「連帯保証人付きの貸付」




にします。








 

理由1




返さなくていいお金として渡すと


贈与や給与とみなされて

贈与税や所得税が引かれます。





しかし、




貸付金として契約すれば

非課税に!








さらに!

条件を満たして免除することで




損金として経費にもできる!



のです。






 

理由2




返済の必要がある前提にすることで



プレッシャーがかかって

辞めにくくなる!





 

理由3




いざ返済が必要となったときに



通常の法的な手段を使える!





これらのメリットがあるので

連帯保証人付きの貸付契約にしましょう。






 

ポイント4:最悪を想定した備えをする



退院に就職・すぐ転職した・欠勤が多いなど、




想定通りに働いてもらえない、




あるいは




能力が低くて戦力にならない




ことがあります。







そうした場合に備えて、




「免除を中止」するケース




を事前にはっきりさせておきます。







【在学中の想定】

・学校を留年した、退学した
・資格取得ができなかった
・定期レポートの提出を怠った
・指定外の歯科に就職した





【勤務中の想定】

・勤務態度が悪い
・勤務放棄や長期欠勤
・重大な服務規定違反
・退職した








この場合は


免除を中止!





さらに、原則


「翌月の一括返済を求める」







としておけば、

そうした事態の発生を



最小限に抑えることができます。






このように、

奨学金は一時的なコストや

制度設計に気をつかう必要がありますが、

その分メリットもたくさんあります。







これら以外にも

決めるべきことがありますが、

開催中のセミナーにて



「歯科衛生士 奨学金制度~制度設計マニュアル~」



を提供しておりますので

ご興味がある方はぜひご参加ください。



セミナーについて詳しくはこちらから


では!



 

GOOD


2025年4月18日 10時23分

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