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売上も立地も設備も関係ない?!M&Aで「売れる歯科」の3大必須条件とは?

「廃業するより売却のほうが良い」 歯科医院の売却は難しいと考えるドクターが多いですが、実は売れる理由があります。本記事では、売却を成功させるために必要な条件を3つに分けて解説します。これを知ることで、未来に備えるだけでなく、今の医院の収益力を高めることも可能です。

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Written by
中島 貢






前回は歯科医院の廃業と売却について説明しました。

記事はコチラ





さて、おさらいですが



結論から言うと
売却一択




です。





しかしながら、

現在、歯科のM&A市場は

完全な買い手市場。



成約できるのは

せいぜい


2割から3割

と言われています。





しかし!

実をいうと、



【売れる医院】は
売れるべくして売れています。








まず、

大きな誤解がありますが、



売上が多いからといって
売れるわけではありません。




さらに言えば、



設備が最新でも
単に立地が良くても
売れるわけではありません。








ズバリ!



重要なのは



引き継いだあとも
「簡単、確実に、しっかりお金が増える」

こと。







極論、何もしなくても
【そのまま儲かり続ける歯科医院】




になることです。







そのために必要な条件はたったの3つ。



この3つをクリアすれば、

確実に【売れる医院】になることができます。



では早速解説してきましょう。








 

条件その1:現金が増えているか








前述のように、
売上が多いだけでは




利益が出ていたとしてもNG。





立派な設備があっても、



その返済でお金が
減ってしまっていては
意味がありません。






大事なのは、とにかく

毎年「現金=キャッシュ」
がしっかり増えていること。






売上が少ないことを
嘆く必要は全くありません。








確認方法はとても簡単!



まずは預金通帳を見て





「1年間で増えた金額」
をチェック。




さらに、売却後は



院長や家族への
給与支払いがなくなる




ので、これも

「キャッシュの増加分」

としてプラスする。





逆に、

医院の借入を
院長の個人口座から
返済している場合は


「キャッシュの減少分」

としてマイナスします。





さてどうでしょうか?



実は、

この金額の2倍~5倍が
医院の売却額の目安


になります。





ですので、

有利に売却したいなら、日頃から

この数字をしっかりチェック


しておく必要があります。


(※税理士に決算をお願いしているなら「キャッシュフロー計算書がほしい!」と言ってください。現金がどんな理由で増減しているかが一目でわかります。)





しかしながら、



キャッシュが増えている
というだけでは
【売れる医院】
にはなりません。






なぜなら



売却後も同じように
現金が増えるとは限らない




からです。







そこで重要なのが、






 

条件2:固定患者がどれくらいいるか





売却後、買い手にとってもっとも心配なのが



「院長が辞めても、同じように患者さんが通ってくれるか」





そこで、

売却時に重視されるのが固定患者。

なかでも



「予防患者」



の存在です。







予防患者とは



主訴がなくても定期的に来院



してくれる存在です。





しかも!





多くは、院長ではなく

DHについて来ているので





スタッフさえ変わらなければ
継続して来院してくれます。






すなわち、



確実かつ継続的な売上予測が立つ!!



それが予防患者なのです。





また同様に、今後は

「口腔機能低下症」

「定期訪問診療」なども

重要な固定患者になります。



現状の経営面だけでなく、

将来の売却に備えるためにも

これらは



規模を問わず必須



ですので、

しっかり増やす対策をしましょう。



(※2025年4月より、口腔機能低下症・地域連携・訪問診療などの新しいノウハウをご紹介するセミナーを開催予定です。詳細は2月下旬にお知らせいたします)





そして、

この固定患者による売上を
維持するための重要な条件が、






 

条件3:売却後もスタッフが同じように動けるか





言い換えれば、



院長がいなくても
固定患者が維持され、売上が上がる状態かどうか。






これを実現するため、

そしてさらに、

売り手に証明するために

必要となるのが

ルールとマニュアル

の存在です。







買い手にとって何より大きなリスクは



新しいやり方を押し付けられて
スタッフが辞めてしまうこと。





既存スタッフが退職してしまえば

固定患者がいなくなるだけでなく



求人・採用・教育の負担



も大きくのしかかります。



そのため、



ルールやマニュアルという

「形のあるもの」



があれば、それは

買い手にとっても

残るスタッフにとっても

大きな安心材料

になるのです。







さて、

ここまで挙げた条件1~3は

一朝一夕では実現できません。



医院売却は10年規模のプロジェクトです。





また、売却に備えることは

単に未来に備えるだけの話ではありません。





固定患者を増やし

スタッフが確実に行動できるための

ルールとマニュアルを作る。





これは今現在の医院のパワーアップを意味し

医院の収益も確実に押し上げてくれます。





ですから、

まだいいやと先延ばしにせず、

今すぐにでも取り組んでいただければと思います。









ちなみにですが、
弊社のオレンジサポートシステム(OSS)は

【プレゼンテーションのルール化】
を簡単・確実に定着させるために
開発されたiPadアプリです。





★決められたタイミングで
★決められた動画や資料を見せる。





この【ルール】を徹底するだけで、

自動的に予防患者が増える

ようになっています。


現在、リニューアルキャンペーン
(2025年1月31日まで)

実施中!



ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。


https://cranehill.info/oss/2024_new/




では!



 

GOOD


2025年1月28日 17時30分

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