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医院承継~後継者がいない!究極の二択【廃業する?or売却する?】

「売却は面倒だし難しそうだから、潰しちゃえばいい」 このように廃業を安易に考えているドクターがたくさんいますが、これは大きな間違い。年令問わず、必ず知っておきたい「廃業」と「売却」の違いについて解説します。

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Written by
中島 貢

 

普段から多くの医院の
求人のお手伝いをしていますが、

実はDHの確保よりも難しいのが



若手の優秀な歯科医師


の採用です。




これは医院の「終活」にも
深く関わります。




親族に後継者がいない


となれば


継がせられる人材を探すしかない


しかし、
いい人材がいない!となれば
残る選択肢は2つしかありません。


そう、




「廃業」or「売却」



このいずれかを
選ばざるを得ません。



実はこうした話をすると
次のような反応をする
ドクターがいます。





「売却は面倒だし難しそうだから、潰しちゃえばいいや…」





このように


廃業を安易に考えているドクター


が意外にも多い。




しかしそれは



大きな間違いです。




医院の終活は


10年がかりの大プロジェクト


です。



ちゃんと



「廃業」と「売却」の違い


を知っておかないと


あとで必ず慌てることになるので



今のうちに
最低限の知識を
身に着けておきましょう。





さて、まず廃業ですが、

とにかくお金がかかります。



場合によっては
1,000万円で済まないことも!



なぜそんなにお金がかかるのでしょうか??





まず賃貸物件の場合、

原状回復費がかかります。


30坪ほどの規模で

およそ120万円



また、
 


レントゲンやユニットの廃棄に
30~50万円




リースが残っていれば
残債の支払い




従業員がいれば
その
解雇手当や退職金
1人あたり数十万円以上。




このほか


・行政、税務などの法的手続きの委託費用(15~20万円)
・カルテの保管費(月間3,000円~)




などなど、
この他にも様々な
費用がかかります。



そしていうまでもなく

かかる手間や時間も莫大。






ちなみに、
廃業するドクターの
平均年齢は70歳。




この年齢でこれだけの負担は
いろいろな意味で
決して軽くはありません。








続いてもう1つの選択肢が


医院の
「売却」です。



まず売却の場合、

医院の継続が前提となりますから、
廃業のときのような費用は
基本的にはかかりません。

(ケースや契約条件による)




さらに!




医院が自己所有物件なら
家賃収入が入る!



さらに!さらに!



業績が良ければ
売却後の収益力が評価され

「のれん代」というプレミアム
がつく!




しかも、このプレミアムは


医院の利益の3年分以上


になることもあります。





そしてもう1つ
最大のメリットがあります。



それは



【歯科医院として運営が続けられる】


つまり!


雇用を継続でき、スタッフの生活を守ることができる



さらに、



長年診てきた患者さんが
今と変わらず通院を続けることができる



ということ。



これらを総合的に考えれば



ズバリ!売却一択!



なのです。





しかし、
ここからが問題です。



「売却」ですから、
当然
「買い手」が必要になります。



実は、歯科の売却は、
現在完全な買い手市場。



簡単には売却先が
見つかりません。





事前診断で仲介を断られたり

運よく交渉相手が見つかったとしても

二束三文で買い叩かれることも。


つまり、

しっかり
プレミアム付きで売却するには、
それなりの準備をする必要があるのです。



そこで次回は、




引く手あまた&高額で売却される医院の
必須共通点

をご紹介します。




「売却にチャレンジしてみたい!」


という先生はぜひご覧ください。


では!






 

GOOD


2025年1月17日 16時00分

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