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ドクターが知っておくべき「経営能力」の限界は『下町ロケット』方式で解消できる!?

池井戸潤の小説『下町ロケット』がテレビでドラマ化されました。一言で言えば【青臭い!!】。しかし、歯科経営の現実で、経営センスがないドクターの処方箋がここに…

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Written by
鶴岡 克人

こんにちは!シーエイチアイ鶴岡です。

 

2019年。あけましておめでとうございます!

どうぞ今年もよろしくお願いします。


 

 

さて昨晩のことですが、
お正月に録画しておいた『下町ロケット』を見ました。

 

 

 

 

「半沢直樹」でも有名な池井戸潤さんの
同名小説をドラマ化したものです。


 

一言で言えば【青臭い!】


 

主人公は町工場の社長。

農業の未来のため、

「無人の農作業ロボット」を開発します。


 

しかし、協力企業に裏切られ、
なんとその会社が競争相手になってしまいます。

 

ところが、その競合会社はユーザーのクレームを
放置しており、それが原因で
倒産の危機に…。


 

すったもんだありますが
最終的にこの主人公は…

 

「農業の未来のためだ!」

 

といって、この会社を助けてしまうのでした…




 

ネットでもさすがにこの「青臭い」展開には
賛否両論あるようですね。



 

個人的には嫌いではなんですが、
それよりも、実は
こういう「青臭さ」が
「リアルな歯科経営」においては、
想像以上に重要だったりします。

 

 

 

 


 

歯科はいまさら言うまでもなく、
コンビニよりも競争が激しい世界です。



でも、近隣に歯科ができたからといって、

「割引でもなんでもして、ブッ潰してやるぞ!!」

とはなりませんし、
そんなことを考えているようでは
うまくいきません。


 

 

苦しいときほど、
WEBサイトやネット広告、看板などの

「みてくれ」

の部分にお金をかける方向に行きがちです。

 

 


しかし、患者さんが減っているのは、


競合に「取られた」
 

のではなく、


自分が競合医院以上に


「患者さんのためになれなかった」

 

から。

 


 

そう、周りのせいではなく、

単なる自分の実力不足です。

「みてくれ」だけを良くしても
本質的な問題はなにも解決しません。




 

苦しいときほど必要なこととは

「いま眼の前の患者さんのために
できることはなにか?」


を真剣に考え直すことです。



そう、医療の原点である

「誰かのために」を
【青臭く】考えること

が必要になります。


 


 

ただ、そんな【青臭い思考】が必要のない

ドクターもいます。

 

それはもともと「経営センス」があるドクターの場合。

 

よく経営セミナーで「成功事例」として
紹介されるような医院ですね。



 

そうしたドクターは

「こうやれば患者が増える」

ということが本能的にわかっていますから
計画的に売上を増やすことができます。



さらに

「部下を教育するセンス」

までも持ちあわせているようなら、

自分は現場にいなくても、
医院が勝手にまわるようになります。

いわゆる分院展開、ですね。

 

 


 

しかし、そうしたセンスがあるドクターは
100人いても3、4人程度です。


売上が1億円以上の医院の数が

4%程度と言われていますので、
最低でもそのレベルの方達です。




そして、さらに重要なことは

残りの96人はセンスが無い!

という事実。



 

そう、ほとんどの方は経営センスがないんです。
つらいかもしれないですが、この事実を
認めないと前進はできません。

 

 


しかし!

どんなドクターにでもできることがあります。

 

それは

「患者さんのためにできることを全力でやる!」

こと。




そう、経営のためではなく、

患者さんのために、

愚直に【青臭い医療人】を貫くことです。

 


 

皆さんの【青臭さ】は
患者さんのハートに
確実に届きます。

 


しかしこれは、「下町ロケット」のような
一般的なビジネスでは難しく、

公益性と信頼性の高い
「医療」だから成立することです。




そして、なんと多くのドクターが
この「特権」に気付いていないことか!




他の業界からみたら、うらやましいことこの上なし。
お客さんのために真面目にやってたって、
潰れてしまうんですから。




そんな貴重な「特権」を
使わない理由はありません。



 

皆さんの【青臭さ】は確実に伝わります。
そして、それを感じてくれた患者さんは、
 

「ファン患者」となり、
「口コミ」もしてくれて、ひいては、
「一生のかかりつけ歯科」として

通い続けてくれるのです!



そんな大勢の方と

「一生のお付き合い」

ができることもまた、

「町医者の特権」

でもありますね。


 

ちょっぴり恥ずかしいかもしれませんが
【青臭さ】が出せればOK!!

経営センスなんか無くても

地域の患者さんに慕われて
十分に楽しく&安定した仕事ができます!
(むしろセンスがある方がつらいってことも多々ありますよ…)



 


2019年、シーエイチアイも
例年通り【青臭いセミナー】
バンバンやっていきますので、
どうぞ今年もよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

今年も青臭く行きましょう!

 

では!

 

 

鶴岡
 

 

 

 2019年1月7日 13時50分

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