シーエイチアイでは
10年以上前から、
毎年歯周病予防セミナーを
開催しています。
ひと昔前までは
「まったくメンテ患者が増えない!」
という医院も多かったのですが、
予防ニーズの高まり、
そして何より、
医院の頑張り!
によって、
メンテに応じてくれる患者さんが
どんどん増えています。
実際、ツールを使って
しっかりプレゼンをすれば、
初診患者の半数以上の患者さんが
メンテに応じてくれることも珍しくありません。
しかし!
いま課題になっているのは
そうしたメンテ患者の
継続!
です。
せっかく
最初はメンテに
応じてくれたのに、
それが
長く続かない!
2、3年も続けばいい方で、
短い人だと
1回か2回で離脱してしまう。
実は、
これが真の予防歯科として
成功するための
最終ハードルです。
逆にいえば、
これを乗り越えれば
ドッとメンテ患者が増えていき、
わずか数年後には
チェアが足りない!
という状況になっていきます。
では、このハードルを
どう越えればいいのか?
そこでまず、
このハードルを
「越えられない理由」
について考えてみましょう。
まず、そもそも
メンテ以外の患者さんは
なぜ歯科に来ているのか??
その理由はズバリ
痛くて辛い!だから治してほしい!
という方がほとんどですね。
つまり、言い換えると
「差し迫った必要性」
があるから歯科に来る。
言うまでもなく、「メンテ」には
特段差し迫った必要性はありません。
これが一つ目の
「越えられない理由」です。
もう一つの理由は、そもそもの
メインテナンスの目標
に起因しています
なぜ人はメンテに来るのでしょうか?
それは、
一生美味しい食事をするため、
そのために一本でも多くの歯を残すため、
そのために歯周病やむし歯を早期に発見し治療するため、
そのために、一生メンテで来院し続ける。
つまり
メインテナンスは
ゴールがはるか先…
なんですね。
皆さんもご存知の通り、
夏休みの宿題
や
試験勉強
など、
「直前」まで手を付けない人がたくさんいます。
(私もご多分に漏れず…)
そう、
そもそも人は
目標が先になればなるほど、やる気が起きない!
ましてやそれが
一生という、
「人間にとって、最も先の目標」
となれば、
多くの人が脱落してしまうのも
仕方がありません。
言ってしまえば、
こういうことです。
本気で患者さんの歯を守るには、
もっとこちらが工夫をして、
騙し騙しでも、一生通ってもらえるような努力をすること。
そこまでしなければ、
ずっとメンテに来てもらうことなど
できないのです。
では具体的にどうすればいいのか?
それは、
メインテナンスの中に、
「一生」とは真逆の
差し迫った必要性のある、短期目標を組み込む
ことです。
具体的にはどうすればよいのか?
この話は少し長くなるので、
続きはコチラ!
コロナでひっくり返った「あの常識」とは?
2020年11月9日 16時35分
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