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まずはこれだけ!口腔機能低下症の検査機器

2024年に保険制度改定があった「口腔機能低下症」。今後需要が見込まれますが、これから導入するという先生も多くいらっしゃいます。そこで、「まず導入すべき検査機器」と「最初から導入すべきでない検査機器」を徹底調査!ぜひ医院に導入する際の参考にしてみてください。

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Written by
石川 康裕
無料ダウンロードツール

※本記事は2024年6月改定の保険制度に基づいて執筆されています。

 




 

2024年に保険制度改定があったのが
口腔機能低下症。






高齢化社会が進む日本において、
その需要は確実に高まります。







この流れに乗ることができれば
メインテナンス同様、




DHだけで
継続的に


売上を作る仕組みができる
ようになります。








一方で、
導入のお手伝いをする中で
みなさんからよく聞かれるのが、




「ちゃんと利益を出せるのか」

「小規模な歯科医院でも回収できるのか」




ということ。








そこで、
口腔機能低下症を導入する時にかかるコストや
回収までのイメージを立てやすいよう



今回は

まず導入すべき検査機器



最初から導入する必要性が低い検査機器



をご紹介します。







まず、
簡単に口腔機能低下症について整理しますと、



以下の7項目について検査を行い、
そのうち3項目に該当した場合、
口腔機能低下症と診断することができ



毎月算定できる点数がグッと増えます。




 

7つの検査項目
・口腔衛生状態
・口腔乾燥
・咬合力
・舌口唇運動
・舌圧
・咀嚼機能
・嚥下機能







この検査を行うためには
必要な機器を用意する必要がありますが、



ある重要なポイント



があります!









それは検査を行なった際に


保険点数がつく項目

つかない項目


があるということ。






点数がつかないんじゃ買いにくい…
と思われるかもしれませんが、





ご安心ください!






実は、検査機器は
すべて揃える必要はありません。






最も低コストで済ませるなら
必ず購入する必要があるのは




「舌圧測定器」のみです。





 



理由は単純明快。


舌圧検査だけが
この機器が無ければ行うことができない


逆に言うと、


他の検査はコストのかからない方法で
代替できるから


です。







ちなみに舌圧測定器は
定価16.8万円
別途ランニングコストが
1回あたり約500円かかります。
(2025年2月現在)







口腔機能低下症と診断されるか否かに関わらず、
検査をするだけで140点が算定されますので、



月16人に検査をすれば
1年で回収することができる計算です。








また、舌圧検査の検出率は


高齢者では70%以上
という研究結果もあるので

患者さんの納得感もあります。








また、採算でいえば
咀嚼能力検査に使う
「グルコセンサー」
も購入対象になります。



導入費用がおよそ3万円と安価なことに加え

咀嚼能力検査で140点算定できますので
すぐに利益も出ます。




初期コストがかからない代替手段がありますが、
その方法では点数がつきませんので
グルコセンサーを購入したほうが
利益的には確実に有利です。

 






逆に
真っ先に導入しなくてもよい機器は
口腔衛生状態の検査に使われる、

「口腔内細菌カウンタ」

です。 





イニシャルコストが
定価45万円



口腔機能低下症の検査機器の中で
最も高額!




ランニングコストも
1回あたり約300円かかります。






一方で
検査の点数は
65点しか取れない




ので、
舌圧と同じように
月16人の検査をしても、


回収するのに
約7年もかかってしまいます。






この「口腔衛生状態」の検査は
「舌苔を視診するだけ」
でも対応可能なので
最初から導入する医院は決して多くありません。


(注:もちろん、治療や指導上必要と思われる検査機器は、採算に関わらず先生のご判断でご購入ください。当記事は初めて口腔機能低下症に対応するにあたり、コスト面での導入しやすさを優先した判断基準としてご紹介しています。)





咬合圧検査に使う
「デンタルプレスケールⅡ」または「Oramo-bf」

もまた、

それぞれ42万円22万円
決して安い買い物ではありません。




しかも
点数は130点ありますが
先程のグルコセンサーを使った

咀嚼能力検査とは同時算定ができないため、
コスト回収にも時間がかかります。



咬合圧検査は

「残存歯数を数えるだけの視診」
でも代替することができますので
まずはこちらも
機器無しでスタート
する医院がほとんどです。


 


このように口腔機能低下症の検査方法の中には

 

1.機器がないと検査できないもの(買うしかない)

舌圧低下:「舌圧測定器」




2.機器を買ってもすぐコスト回収ができ利益が出るもの

咀嚼機能低下:「グルコセンサー」



3.機器を買ってもなかなか採算が取れないが
低コストの代替手段で検査ができるもの

口腔衛生状態不良・咬合力低下



4.機器を買っても保険点数がないが
低コストの代替手段で検査ができるもの

口腔乾燥・舌口唇運動機能低下



5.そもそも機器がいらないもの

嚥下機能低下(問診のみ)
 



とまとめることができます。




最後に、検査項目別に
イニシャルコストがいくらかかるのかなどを
まとめた資料
を作成しましたので
よろしければご活用ください。






ダウンロードはコチラ






また、
2025年4月より
こうした新しい保険制度の方向性を見据えた
「次世代ノウハウ 完全公開セミナー」を開催します。






見せるだけで口腔機能低下症の対応フローが完成する
【口腔機能低下症 プレゼンキット】
の他、
訪問診療・医科歯科連携などなど




この先10年を見据えた最新のノウハウ




を包み隠さずご紹介します。





詳しくはコチラから!




では!

 

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2025年3月7日 16時00分

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