「あの医院はどれくらい儲かっているんだろう…」
ついつい周りが気になりますが、
実はあるサイトを活用すれば
ものの1分で売上が予測できます。
そのサイトとは・・・
そう、
みなさんからの提供データ
が元になっている
「医療情報ネット(ナビイ)」です!
https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp
ご存じの先生も多いと思いますが
ナビイは厚生労働省からの依頼で
みなさんが回答したアンケートに基づいてまとめられています。
法人は義務ですが個人は任意です。
そもそも患者さん向けの
情報提供サイトではありますが、
医院の経営状態が推察できるデータ
まで掲載されています。
個人的にはそんな情報まで公開するの!?
とは思いますが、せっかく見られるので
知りたい方はチェックしてみましょう。
その1 ~ 概算売上
ナビイには
【1日の平均患者数】
という経営上において
超重要なデータが
公開されています。
これで
おおよその売上の予測ができます。
※上記画像はナビイの画面をスクリーンショットしたものです。
治療1回当たりの売上は
自費率30%ぐらいだと
大体10,000円前後です。
保険や予防が中心だと
一人7,000~8,000円ぐらいになりますが
計算しやすいので10,000円で
考えておけばいいと思います。
ですから、
1日の患者数が30人なら、
売上は30万円。
また、
ナビイを見れば休診日もわかりますから、
逆算すれば
月の診療日数もすぐわかります。
たとえば週休2日で祝日も休みなら
診療日は月20日ぐらい。
そこに1日の売上30万円を掛けて
月600万円。
年間だと
7,200万円前後。
こんなふうに
簡単に売上の予想ができるのです。
その2 ~ 医院のストロングポイント
ナビイには【人員】の情報も載っています。
※上記画像はナビイの画面をスクリーンショットしたものです。
しかもドクター、DHという職種別。
さらには常勤・非常勤といった勤務形態まで!
ここからもいろいろわかりますね。
まず
なら、それなりの規模で
あることが予想されます。
親子で診療している場合もありますが
それでも
1日の患者数が50名を超えるようなら
売上が1億円を超える大規模医院です。
大手法人の分院の場合、
しっかりマネジメントされていて
院長のカラーが出にくいため
総合病院のようにきっちり組織立った印象になります。
それが患者さんの安心感にもつながるので
それだけで十分な強みになります。
次に、
常勤DHが2名以上在籍
この場合は
予防に力を入れている可能性が高い
といえます。
たとえば、
ドクター1名、DH2名で
1日の患者数が30名を超えているなら
予防に力をいれて成功している
と言えるでしょう。
また、
さらに患者数が1日10名以下
これは両極端なケースが考えられます。
自費率がものすごく高いか、
あるいは
全く儲かっていないか…。
自費が多ければホームページに
こだわりが書かれていることが多いので
そちらもチェックしてみましょう。
このようにナビイから
医院のストロングポイント
を探ることができます。
その3 ~ キャッシュレスにすべきか否か?
近年、キャッシュレス化がだいぶ進んで
医院でも支払い方法をどうしようかと
悩んでいる先生も多いかと思います。
今後さらにキャッシュレス化が
進むのは間違いないので、
どうせなら今のうちに
手数料が安いバーコード決済
だけでも対応すべきだと思います。
しかし、
どうしても踏ん切りがつかない先生は
周辺医院の対応状況を
チェックするのもひとつの手です。
実はナビイには
支払い方法も細かく掲載されています。
※上記画像はナビイの画面をスクリーンショットしたものです。
キャッシュレスかどうかだけでなく
それがクレジットカードなのか、
さらにはVISA・マスターなど対応カードの情報まで!
またデビットカードやバーコード決済
についても記載があります。
周辺医院の半分以上が対応しているようなら
キャッシュレス化を前向きに検討しましょう。
「いまだに現金のみか…」
とネガティブに思われる可能性があります。
というわけで今回は、
ナビイを使った情報収集法
をご紹介しました。
このようにナビイは
患者さんにとってだけでなく
みなさんにとっても貴重な情報
がたくさん掲載されています。
せっかく情報提供したのですから、
みなさんご自身もぜひナビイを活用しましょう!
では!